【ダブルディグリー・プログラム@ Ecole Centrale Nantes(France) :M1】留学報告

はじめに

私は1年間、フランスのEcole Centrale de Nantesにダブルディグリープログラムで留学しました。修士課程のControl and RoboticsのAdvanced Robotics専攻として過ごした、この貴重な経験を共有したいと思います。前回の記事はこちら

学習体験

留学中の授業はすべて英語で行われ、多くの教授がフランス人でした。フランス語訛りの英語に最初は戸惑いましたが、徐々に慣れていきました。秋学期(最初のセメスター)には、ロボットの基礎や古典制御、C++によるゲーム制御、音声信号処理などを学びました。春学期に入ると、Computer Vision、現代制御理論、最適化、ROSを用いたロボット制御など、より専門的な内容に取り組みました。授業は朝8時から始まり、最終授業が18時まで続くこともあり、非常に濃密なスケジュールでした。

生活

私のクラスはインターナショナルな環境で、多様な国籍の学生たちと交流する機会に恵まれました。また、部活動にも参加し、大規模な大会に出場する機会もありました。学校からの資金サポートもあり、これらの経験は非常に貴重なものとなりました。ただし、大会直前にテストがあることもあり、しっかりとした勉強計画を立てる必要がありました。毎日の予習復習を心がけた結果、全ての単位を取得することができました。

個人の成長と学び

クラスメイトは非常に優秀で、多くのことを学ぶこと・吸収することができました。クラスでは、私が最年少で、多くの学生が私より年上でした。社会人経験を経て学び直す人も多く在籍しており、彼らの豊富な経験談などは、私にとって大きな刺激となりました。この環境で学ぶことで、学問的知識だけでなく、多くの気づきを得ることができました。

留学を考えている方へ

留学に行くかどうか迷っている人には、ぜひ挑戦することをお勧めします。確かに、困難や苦労は多々ありますが、それらを乗り越えることで得られる経験は何物にも代え難いものです。留学後は自信がつき、大きくパワーアップして帰国できると確信しています。私の留学先には、慶應や東大からの先輩方もおり、授業内容で分からない時はいつでもサポートしてくれました。クラスメイトや部活の友人など、多くの人に助けられた経験は、かけがえのないものとなりました。私も留学経験者として、これから留学を考えている皆さんをサポートしたいと思います。ぜひ、この挑戦的で実りある経験に踏み出してみてください!!!🔥

最後に

この1年間の留学は、学問的にも個人的にも大きな成長の機会となりました。言語の壁や文化の違いに直面しましたが、それを乗り越えることで、国際的な視野と自信を得ることができました。最後に、留学中にもかかわらず、私の卒業論文作成や学会発表準備に際して、貴重な意見や心強い励ましの言葉を送ってくださった小板先生、本当にありがとうございました。また、研究室のメンバーには、発表用スライドや論文原稿の丁寧な添削、さらには就職活動に関する親身なアドバイスまで、幅広くサポートしていただきました。みなさん本当にありがとうございました 🥹