こんにちは。情報システムデザイン学科 小板研究室、学部4回生の五反田です。
2025年7月25日、我々小板研究室は、社会学部産業関係学科の樋口ゼミおよびインテリジェント情報学科の奥田研究室との合同ゼミを開催しました。
樋口先生と奥田先生が我々NISLabにお越しくださり、非常に活気のある交流となりました。

樋口ゼミ(社会学部産業関係学科)の紹介

社会学部産業関係学科の 樋口先生 が我らのNISLabにお越しくださいました。
樋口先生は、小板先生のハードコアなファンだそうです。

社会学部というと、私にとっては少し馴染みの薄い分野でしたが、ゼミでの取り組みをうかがって印象が大きく変わりました。
特に驚いたのは、多国籍企業を対象とした人事・雇用に関する調査研究です。国際的な視点と、実地でのコミュニケーションを重視したアプローチは、理系とはまた異なる「文系の強み」を感じさせるものでした。
奥田研究室(インテリジェント情報学科)の紹介

奥田先生も今回の合同ゼミに参加され、研究室の活動についてご紹介いただきました。
なかでも印象的だったのは、奥田研究室の学生さんが手がけているスタートアップ「株式会社 VIG LAB」の取り組みです。

紹介されたアプリ「かべぴた」は、壁紙の写真を撮影することで、その型番を推定し、候補を5つ提示してくれるというものです。推定精度は90%以上とのことで、既に1万件を超えるダウンロード実績があるとのことでした。
このようなテクスチャ認識技術は、たとえば石や素材の成分分析など、他分野への応用も大いに期待できると感じました。
小板研究室(情報システムデザイン学科)の紹介

我々、小板研究室からは、現在進行中の研究テーマの紹介を行いました。毎週のゼミで触れている内容ではありましたが、外部の方に向けて発表することで、新たな視点を得る機会にもなりました。

発表においては谷津さんの落ち着いた話し方が非常に印象的でした。私は緊張しやすいタイプなので、発表の際の余裕ある振る舞いは大変参考になりました。

西川くんのCO(一酸化炭素)濃度の可視化に関する研究は、私にとって今回が初めての紹介でした。
センサを空間に等間隔で設置し、測定できない部分についてはFDS(Fire Dynamics Simulator)を用いて推定するという手法には、大きな可能性を感じました。COは人体に有害なため、今後の成果に大いに期待しています。

質疑応答では、奥田先生の鋭い質問に対し、小比賀先生が丁寧にご対応くださり、その場が引き締まるとともに安心感も覚えました。学会などの場でも頼りにできる存在だと改めて感じました。
おわりに

今回の合同ゼミでは、社会学部からの人事・雇用研究や、奥田研究室によるシンプルかつ魅力的なアイデアに触れ、大変刺激的な時間を過ごすことができました。
私自身、小板研究室に所属して約4ヶ月が経ち、少しずつゼミにも慣れてきた頃でしたが、このような異分野との交流によって、新たな視野を得ることができました。
貴重な機会を提供してくださった小板先生、そしてご参加いただいた奥田研究室・樋口ゼミの皆様に、心より感謝申し上げます。
今後もこのような学際的な交流が続くことを期待しています。