【電子情報通信学会 関西支部 若手研究発表会@大阪公立大学 I-siteなんば:B4】学会報告

こんにちは、B4の中村です!
11月30日(日)に大阪公立大学 I-siteなんばで開催された
電子情報通信学会 関西支部 若手研究発表会』にB4 3名で参加してきました!
初めての学会発表で貴重な経験となりましたので、その様子を報告します。

I-siteなんば 入口

学会について

電子情報通信学会 関西支部の若手研究発表会は、学部生から大学院生を対象としたポスター発表形式の学会です。本学会は電気関係分野の研究活性化と若手研究者の育成を目的として、電気関係学会関西連合大会を発展させる形で開催されており、電気学会および映像情報メディア学会の関西支部若手研究発表会も併催されています。

今回は全3セッション(各セッション50分)、53件の発表が行われ、画像処理・AI関連の研究が最も多く、光通信・光学系、回路設計・通信系、セキュリティ・暗号系と多岐にわたる分野からの発表がありました。


発表の様子

発表は、13:30から16:10までの3セッションに分かれて行われました。各セッションで17件か18件の発表が行われるので聴講者として行くときは事前に聞きたいものを決めておかないと全部は聞けないです。

私は15:20からのセクション3で発表を行いました。

参加者は学部生から大学院生まで幅広く、服装は私たち以外全員がスーツでした。発表は1対1から3人程度の少人数で行われ、入れ替わりが激しく常に誰かと話をしている状況でした。発表途中でも質問されることがあり、最初は戸惑いましたが、何度も説明を繰り返すうちに、どこを重点的に説明すれば良いかが分かってくるので自分自身でも短い時間で発表が上達していくのが実感できました。


発表内容

私は、「マルウェアの画像化とシステムコール列を用いた分類手法の融合とその有効性評価」を発表しました。本研究は、既存手法を融合して、欠点をなくし、より高い分類精度を目指します。質疑応答では、基礎的ながらも本質的な質問を多くいただきました。セキュリティ分野に詳しくない方からの質問が中心でしたが、手法や評価方法の妥当性や実用性について深く考える良い機会となりました。

B4:中村

同期との参加

今回は同じ研究室B4の首藤君と能勢山君も一緒に参加しました。首藤君は「プロンプト言語の違いがコード生成の確信度・困惑度・テスト通過率に与える影響」、能勢山君は「集団内比較と成果可視化がクラウドソーシングの継続参加に与える影響」というテーマで発表しました。

B4:首藤くん
B4:能勢山くん

初めての学会発表が3人で経験できたのは心強かったです。


おわりに

初めての学会発表は、研究を外部に発信する貴重な経験となりました。学外の方々から多くの質問やフィードバックをいただき、自分の研究を客観的に見直す良い機会になりました。自分では気づいていなかった曖昧な点や、今後検討すべき課題が明確になりました。

特に、研究の意義や妥当性についてより深く考える必要性を感じました。今回得られた知見を活かして、卒業研究をより良いものにしていきたいと思います。

最後に、指導してくださった小比賀先生、小板先生、研究室のメンバーの皆さん、そして一緒に参加した首藤君と能勢山君に感謝します!

以上、電子情報通信学会 関西支部 若手研究発表会の報告でした。