こんにちは、M1の馬場です。
2025年12月4日〜12月6日に開催された
「2025 5th International Conference on Artificial Intelligence and Application Technologies」
に参加させていただきましたので、今回はそのレポート記事になります。
会場は京都リサーチパークでした。
外観はさることながら、建物内も非常に綺麗で、国際学会の会場として申し分ない環境でした。

今回が初めての国際学会参加ということもあり、緊張した面持ちで受付へと向かいました。
私は
「Investigating AI-Based Evaluation of Open-Ended Tasks in Crowdsourcing」
と題して、クラウドソーシングにおける自由記述タスクを対象に、人間の能力評価へAIを活用する研究について発表しました。

想定外だったこと
今回の学会参加では、事前の想像と違う点がいくつもありました。
- 受付が全員外国人
日本開催の国際学会ということで、受付は日本人だろうと勝手に思い込んでいましたが、実際は海外の方のみ。
受付の時点から英語対応が求められ、いきなり洗礼を受けました。 - 発表者・聴講者がほぼ外国人
発表者も聴講者もほとんどが外国人で、日本人は本当に少数。
国際学会という言葉の意味を、身をもって実感しました。 - 二人参加の予定が一人参加に
本来は二人で参加する予定でしたが、同行予定だったメンバーがインフルエンザで参加できなくなり、急遽一人参加に。
日本人がほとんどいない、英語が飛び交う環境での単独参加は、想像以上に心細かったです。
感じたこと
正直に言うと、かなりキツかったです。
言葉が十分に通じない中での受付、
英語での発表、
聞き取れない質問への対応、
そして周囲に頼れる日本人がいない状況。
どれも精神的に余裕がなく、「逃げ出したい」と思う瞬間もありました。
それでも同時に感じたのは、「でも、なんとかなる」ということでした。
質疑応答で質問が聞き取れなかったとき、聴講者の一人(外国人だが日本語を話せる方)が日本語で質問内容を代弁してくれました。
困っているときに、手を差し伸べてくれる人がちゃんといる。
この経験はとても印象に残っています。
そして今回、強く実感したのが、
自信は、経験に後からついてくる
ということです。
「今は自信がないからやめておこう」
「自信がついてから挑戦しよう」
そう考えていたら、今回の国際学会には出ていなかったと思います。
でも実際は、
- 自信がないから挑戦しない、ではなく
- 自信がないからこそ挑戦する
その結果、たとえ失敗したとしても、必ず何かは得られる、成長できる。
今回の発表は、決して完璧とは言えませんでした。
それでも、
- 国際学会に参加した
- 英語で発表してみた
この経験は、自分の中で大きな財産になりました。
「俺、英語で発表したことあるしな」
そう思えるだけで、次に何かに挑戦するときの心の余裕は確実に違ってくる気がします。
こう感じられるのは、とりあえずやってみた結果だと思います。



