
こんにちは!B4の能勢山です。今回は、AGRI-PASSのメンバーで2025年4月12日に行った京都府、佐右衛門 FARMさんのヒアリングの様子をお伝えします。
I. AGRI-PASSについて

株式会社AGRI-PASSは、同志社大学小板研と大田原ゼミの卒業生で立ち上げた企業です。農業分野における労働者マッチングに着目し、現在は農業の請負事業に向けたシステム「アグリコ」の開発を行っています。
II. ヒアリングの背景
現在、私たちは農業の請負事業者向けのシステムを開発中です。AGRI-PASSは、「農業の新たな担い手を創出し、農業のバトンを未来へつなぐこと」を目指しています。
そこで、新たな農業の担い手について探るべく、栃木県で3年半の修行を終えたのち、京都府で農業を始めた”佐右衛門 FARM”の高橋さんにヒアリングさせていただくことになりました。
日時:2025年4月12日
場所:京都府 佐右衛門 FARM
内容:農園見学、ヒアリング
佐右衛門・高橋さんについてはこちらもご覧ください!
佐右衛門:
私たちは佐右衛門という屋号で京都市北区で農業を行いながら、2018年よりカフェをスタートさせました。
明治時代から続く農家として、伝統を継承しつつ新たな取り組みにも挑戦したいと考えています。
https://saemon-kyoto.com/
高橋さん:
京都で農業と、カフェの運営を行っています。 栃木県の苺農園での修行を経て、今年から苺の施設栽培を始めます!
https://note.com/farm_daiki
III. 佐右衛門カフェ
お昼からのヒアリングだったため、最初は佐右衛門カフェに伺いました。
木製の温かみを感じるカフェで、薪ストーブがあったりやレトロな車が展示されていたり、ゆったりとリラックスできるおしゃれな空間でした。外にはピザ窯も!


参加した総勢7名それぞれで、カレーライスやホットサンドをいただきました。
野菜のおいしさを感じながらさまざまなお話をお聞きしました。
ヒアリング内容:
- これまで佐右衛門 FARMで行ってきた京野菜の生産やカフェについて
- 「振り売り」ってご存知ですか?京都で古くから行われている行商スタイルです
- 農業をやろうと思ったきっかけ
- 今後生産を始めるいちごについて
- 農業を始めるにあたって必要となる準備について
- などなど..
IV. 農地の見学
食事の後は、カフェから歩いて農地へ向かいました。
晴天の中、自然に囲まれとても気持ちが良かったです🌸
農地は、いちごを育てるビニールハウスの建設途中でした。
中は綺麗に整地された状態で、「これから始まるという感じがしてワクワクする!」と皆で話していました。




こちらでも、さまざまなお話をお聞きしました!
- 今後、農地に必要な設備について
- いちご栽培には、ハウスを温める手段が必要です
- 「生産緑地」について
- 都市計画法によって定められています
- いちご栽培のスケジュール感・栽培する品種について
- などなど..
たくさんお話を聞いたのち、カフェに戻りました。今後の経営計画などをお聞きし、ヒアリングを終了しました


V. 感想
さまざまなお話を聞く中で、普段は感じられない農業の現状に触れることができ、とても楽しいヒアリングでした。高橋さんがこれまで、苦労しながらも多くの決断をされてきたことを実感し、その覚悟に驚かされました。若き農業の担い手である高橋さんの、農業に対する熱意や努力を強く感じることができた、いいヒアリングだったと振り返っています。
また、農業に関する豊富な知識と熱量を持つ社長、忙しい中京都まで駆けつける先輩方、開発を飛び出して農地に赴き熱心に話を聞くエンジニアの皆さん、豊富な経験からさまざまなお話をされる先生、どれもすごい力が集まっているなと素直に感じました。
この恵まれた環境の中で自分も精一杯やっていきたいなと思っています。
来年は、必ずいちごを頂きに伺います!!🍓🍓
VI. おまけ
道中、子供の頃に鴨川へ飛び込んだ話を懐かしげに話していた小板先生。
豪快なジャンプを見せてくれました。元気いっぱいです!!



