【CDS@ベトナム:M2】学会報告

こんにちは、M2の大西です。

2025年5月29日〜5月30日まで開催された「第43回コンシューマ・デバイス&システム研究発表会 (CDS)」に参加させていただきましたので、今回はその学会報告になります。

会場は、ベトナムのハノイにある SWINBURNE Innovation Space VIETNAM でした。

私の発表時間は1日目の最後でした。研究会ということもあり、私のセクションでは、学生と教授の割合が半々くらいでした。教授の発表では,卒業した学生の研究について発表されている方や授業で教えている分野のことをまとめるために発表されている方もいました。また、私のセクションでは英語と日本語での発表が行われるハイブリッド形式でした。

私は、「プロンプトエンジニアリングによるLLMテストケース自動生成における高カバレッジ実現とコスト削減手法の提案」というタイトルで発表を行いました。具体的には、ChatGPT のような大規模言語モデル(LLM)をソフトウェアのテストケース生成に利用する際に、プロンプトエンジニアリングを活用してAPIコストを抑えつつ、高いカバレッジを達成する手法を検討・提案しました。

本研究会は、発表時間20分・質疑応答5分と発表時間が設定されていました。この研究会では下記のようなタイトルの発表(一例)が行われおり,私たちの生活に身近な研究をされているイメージでした。

  • Secure Sharing of User Information via RADIUS in Inter-Regional Public WLAN Roaming
  • Precipitation Radar Synthetic Data Generator for Disaster IT Testbed
  • 滞在推定システムにおけるプライバシを考慮した携帯型BLEビーコンの設計と実装
  • 隙間時間を利用した運動継続支援のためのアプリケーションの提案

私の研究は専門的であるため、知識の有無によって理解に差が出やすいため、発表では前提知識をどこまで説明するか、また複雑な内容をいかにわかりやすく伝えるかが重要だと感じました。実際、質疑応答では研究の本質とは異なる質問が多く寄せられたことから、自分の考えや研究内容を正確かつ的確に伝える力をさらに高める必要があると実感しました。

発表後は懇親会の場も設けられており、多くの教授の方や学生と交流することができました。