こんにちは。NISLab所属B4の川本です。
今回は11月9日に開催された教育工学研究会の共同研究者の聴講をしてきましたので、その様子を共有したいと思います。
会場は、ハイブリッド形式で名古屋工業大学またオンラインで行われ,会場には私含め20人ほどが参加していました。
現在、今回の学会の登壇者である吉本さんと立命館大学の槙原先生と株式会社イノビオットさんとの共同で研究を進めています。
本研究では、イノビオットさんに提供いただいているオンラインプログラミングレッスンのデータを用い、児童と教師の表情や会話の音声を分析し、児童の自発的行動の影響や非認知能力に関する研究を行っています。今回の学会発表のタイトルは「プログラミングレッスンにおける教師の発話が児童の自発的行動獲得に与える影響」です。
Amazon Rekognitionという表情分析ツールを用いて、表情変化を分析した結果、レッスンが進むにつれてポジティブ(例:笑顔)の割合が減少していることが確認されました。
また、クラウドソーシングを活用し、レッスン動画のどの場面で自発的行動が見られるかを評価し、教師の声かけと児童の自発的行動の関連についても研究を進めました。
現在、小学校低学年の男児一人のレッスン動画で分析していますが、今後の展望としては、被験者を増やし、他の児童ではどのような結果が見られるか研究を進めていきます。
共同研究者である吉本さんの発表は、一貫した構成でわかりやすく質疑応答にもはきはきと応えていてとても勉強になりました。
午前の部が終わり、1時間半あるお昼休憩では大きな公園を通り抜け大学近くのヒレカツ屋さんで、学会に聴講で来てくださった槙原先生と吉本さんとランチをしました。
今回初めて学会に参加させていただき、様々な学生の研究発表を聞き、たくさんの刺激を感じることができました。このような機会をいただきありがとうございました。