みなさん、こんにちは。M1の岡島です。
今回は10月30日から11月1日に広島県で開催された「第32回マルチメディア通信と分散処理ワークショップ (DPSWS 2024)」に参加しました。
私にとって初めてのポスター発表もあり、学会の雰囲気や広島観光を楽しむ充実した3日間となりました。今回のブログでは、その体験を皆さんにシェアしたいと思います。
私は「マスボクシングにおける打撃の深層学習を用いた比較評価」というテーマでポスター発表を行いました。ポスター発表は、1枚のポスターに研究内容をまとめ、その場で訪れる方に説明する形式で、通常の口頭発表とはまた異なる緊張感がありました。概要としては、マスボクシング(打撃を当てないで戦う競技)においてAIと深層学習を導入することを目的としています。質疑応答では教授や他の学生から多くの意見やアドバイスを頂き、新たな視点で自分の研究を見つめ直すきっかけにもなりました。
また、今回の学会には、同じ研究室からもう2人のメンバーも参加していましたので、それぞれの発表についてもご紹介します。
1人目のメンバーは「speaker diarizationの精度低下要因の考察」というテーマで発表を行いました。概要としては、拡大する動画字幕需要に対し、「機械学習×人間」によるシステムでこの需要に対応することを目的としています。
2人目のメンバーは「クラウドソーシングによる字幕作成手法の提案」というテーマで発表を行いました。概要としては、話者が重なる音声に着目し、AIとクラウドソーシングの協調により字幕を作成することを目的としています。
3人ともそれぞれのテーマで活発な議論ができ、非常に充実した時間を過ごせました。
今回のDPSWSは私がこれまで参加した学会と違い、非常にアットホームな雰囲気が特徴でした。質疑応答も活発で、お酒を片手にディスカッションが進む場面もありました。また、2泊3日の宿泊型で、宿泊部屋も初対面の方と同部屋に。食事やお風呂も一緒で、自然と親しくなれたのが嬉しかったです。
学会2日目のアウトドアセッションでは、広島の名所・宮島へ観光に行きました。
以前訪れた時には改装中で見ることができなかった大鳥居も今回は無事に見ることができ、さらに潮が引いていたので、鳥居の近くまで歩いていくこともできました。2つの風景を楽しめたのは貴重な体験でした。
また広島といえば牡蠣!私は牡蠣が大好物なので、今回もたくさん食べると決めていました。
宮島でカキフライカレー、牡蠣のバター焼き、焼き牡蠣、牡蠣カレーパンとバリエーション豊かに堪能し、合計で10個の牡蠣を楽しみました。ただ、その日の夜に少し体調を崩してしまい、食べ過ぎか牡蠣にあたったのかは分かりませんが、翌日には回復。最終的に学会中に約20個の牡蠣を味わい、満足の広島旅となりました。
今回の学会参加を通じて、学術的な成長だけでなく、広島の自然や文化の魅力も再発見でき、非常に充実した時間を過ごせました。来年のDPSWSは四国での開催予定とのことで、またぜひ参加したいと考えています。