こんにちは、M1の猪田です。
このたび、神戸で開催された国際会議「COMPSAFE 2025」に参加しましたので、ここに報告いたします。

公式サイト:https://www.compsafe2025.org/index.html
本会議は「防災」をテーマに開催され、私は「Study of Sensor Placement Method for LoRaWAN-based Disaster Prediction in Forested Areas Using Tree Density Heat Maps」という題目で発表を行いました。
現在、森林地域におけるセンサネットワークを用いた災害予測システムの開発を研究しています。この研究では、インフラが十分に整備されていない森林地域において、低消費電力かつ長距離通信が可能な「LoRaWAN」を活用し、災害予測システムの構築を目指しています。
これまでに国内学会で2度発表経験がありましたが、英語での20分間の発表および質疑応答は今回が初めてでした。そのため、初の国際会議にやや緊張しつつ臨みました。
会場は神戸国際会議場(コンベンションセンター)で、日本人だけでなく、アメリカや中国など各国から多くの参加者が集まっていました。私の発表セッションでは、特にアメリカからの参加者が多かった印象です。
発表当日は、英語での発表に不慣れなこともあり、言葉に詰まる場面が多く、練習不足を痛感しました。しかし一方で、緊張しながらも「ゆっくり話すこと」「簡単な単語を選ぶこと」を意識できた点は良かったと思います。
質疑応答ではアメリカからの参加者からの質問もあり、100%理解はできなかったものの、自分なりに回答を試みました。また、今後の研究のマイルストーンとなり得る貴重な意見もいただくことができ、大変有意義でした。

今回、初めての国際会議で英語による研究発表を経験し、課題も多く残りましたが、同時に大きな学びを得る機会となりました。この経験を糧に、今後はさらに多くの国際会議に積極的に参加し、多様な聴講者の意見を吸収しながら、自身の視野を広げ、よりグローバルな研究者を目指したいと考えています。
最後になりましたが、今回国際会議に出るにあたりご指導頂いた小比賀先生、小板先生、共著の国領さん、改めてありがとうございました!